上場企業はどの区のビルに多い? 入居が確認できた636社を東京の区ごとに数えました
2026-10-21 RIACHU編集部
「上場企業が多いのは丸の内」というイメージがありますが、会社の 数 で数えると、少しちがう景色が見えてきます。RIACHU が入居を確認できた東京のビルの会社を、区ごとに数えました(2026年10月21日時点)。
たとえるなら、クラスの「人数」と「学年トップの子が何人いるか」は別の話です。人数がいちばん多いクラスと、成績上位がそろっているクラスが同じとはかぎりません。
区ごとの上場企業の数
| 区 | ビル | 入居が確認できた会社 | うち上場企業 | プライム | スタンダード | グロース |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 港区 | 58棟 | 283社 | 188社 | 95社 | 34社 | 59社 |
| 千代田区 | 70棟 | 271社 | 161社 | 106社 | 27社 | 28社 |
| 新宿区 | 22棟 | 104社 | 78社 | 33社 | 27社 | 18社 |
| 渋谷区 | 18棟 | 87社 | 68社 | 22社 | 21社 | 25社 |
| 中央区 | 39棟 | 148社 | 65社 | 41社 | 14社 | 10社 |
| 品川区 | 16棟 | 57社 | 41社 | 21社 | 10社 | 10社 |
- 2つ以上の区に拠点がある会社は、それぞれの区で数えています。同じ区の中では、証券コードで1社にまとめています。
- このほか、豊島区10社、江東区9社、中野区8社、文京区7社、目黒区6社などがありました。
上場企業の数がいちばん多いのは 港区の188社 でした。千代田区は161社で2位ですが、 プライム市場の会社にかぎると106社で1位 です。
千代田区は「大きな会社」が集まる
東証は、時価総額などの大きさで会社を「規模区分」に分けています。そのうち、とくに大きな30社が TOPIX Core30、その次の70社が TOPIX Large70 です。
入居が確認できた上場企業のうち、この2つに入る会社は35社ありました。そのうち 22社が千代田区 です。Core30 にかぎると、14社のうち11社が千代田区でした。
たとえば、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、三井物産、三菱重工業、三菱電機、リクルートホールディングスなどです。丸の内・大手町には、日本でいちばん大きな会社の本社がかたまっていることが、数字でもはっきりしました。
千代田区でいちばん多くの上場企業が入っていたのは、東京駅前のJPタワーで10社。次が霞が関ビルディングと新大手町ビルの6社です。
港区は「数」と「若い会社」
港区は、上場企業の数がいちばん多いだけでなく、 グロース市場の会社が59社 と、ほかの区を大きく引きはなしています。業種(東証の33業種)では、情報・通信業がいちばん多くなりました。
港区で上場企業がいちばん多いビルは、住友不動産六本木グランドタワーの13社。麻布台ヒルズ森JPタワーとアーク森ビルが11社で続きます。
渋谷区はグロースがいちばん多い区
渋谷区は、上場企業68社のうちグロースが25社で、 3つの市場の中でグロースがいちばん多い 区でした。プライムがいちばん多くないのは、表の6つの区で渋谷区だけです。
渋谷区の中では、恵比寿ガーデンプレイスタワーに19社が集まっていました。このビルの数字は「グロース市場の会社はどのビルにいる?」でくわしく紹介しています。
まとめ
- 上場企業の数がいちばん多いのは港区(188社)。グロース市場の会社も港区がいちばん多い(59社)。
- プライム市場の会社と、とくに大きな会社(TOPIX Core30・Large70)は千代田区に集まっていました。
- 渋谷区は、グロースの会社がプライムより多い区でした。
区ごとのビルと会社は、特集「港区のオフィスビルと入居企業一覧」「千代田区のオフィスビルと入居企業一覧」などで見られます。
データについて
- 入居企業:各社の有価証券報告書(EDINET)の本店所在地、各社の公式サイトの会社概要・拠点ページ。RIACHU で確認できた会社だけで、その区のすべての上場企業ではありません。
- 市場区分・33業種・規模区分(TOPIX Core30・Large70):日本取引所グループ「東証上場銘柄一覧」(2026年9月末)。社名で照らし合わせ、社名が変わった会社は証券コードで照らし合わせました。